ルールクイズ正解と解説

ルールクイズのご応募、大変お疲れさまでした。
ルールクイズの正解と解説です。コースでプレーする時にお役立てください。
次週フロントの掲示板にて100点満点だった方を発表致します。お楽しみに。

第1問
ティーングエリアのルール
打つ前にクラブが当たってティーからボールが落ちた
答えは?

正解はB. 上げなおしてペナルティー無しで打ち直す
インプレーではないので打ち直せます。

第2問
「ドロップ」の仕方で正しいのは?

正解はA. 膝の高さから落とす
2019年の規則改定で方法が変わり、膝の高さから落とすことになりました。

第3問
ストロークプレーで、プレーヤーAがグリーン上の他のプレーヤーの球を自分の球と勘違いして拾い上げてしまいました。
Aの罰は?

正解はB. 罰なし
ストロークプレーでは誰にも罰はなく、球を拾われたプレーヤーは球を元の位置にリプレースしなければなりません。マッチプレーでは相手の球を勝手に拾い上げた場合は1罰打が課せられます。

第4問
舗装されたカート道上に止まった球をそのまま打った
罰の有無は?

正解はB. 罰なし
舗装されたカート道は「動かせない障害物」なので罰なしで救済を受けることが出来ますが、必ずしも受けなくてはいけないものではなく、そのまま打つことも出来ます。ただしローカルルールでそのまま打つことを禁止している場合は、そのまま打つとローカルルールで規定された罰が課されます。

第5問
次の内、ラウンド中に使用してはいけないのは?

正解はC. ゴルフ練習器具
ゴルフ練習器具の類はラウンド中に使用すると違反となります。距離計測器はローカルルールで禁止されていなければ使用することができます。

第6問
ティーイングエリアから前に10cm程度はみ出した場所にティーアップして(でべそ)プレーした。
どうするのが正しい?

正解はB. 2罰打で正しいティーイングエリアから打ち直し
ティーイングエリアの区域外から1打目をプレーした場合、2罰打で正しいティーイングエリアから打ち直さなければなりません。この場合、球を打ったこと(ストローク)はカウントされず次打が3打目になります。

第7問
グリーン上でマークして拾い上げた白色のボールを、別の黄色ボールに取り替えてパッティングした。
ペナルティーは有る?

正解はA. 1打罰
2023年のルール改定により「規則6.3b(3)誤って取り替えた球にストロークを行う」の罰が2打から1打に変更となりました。また、誤って取り替えてしまった場合、そのボールを使ってホールアウトしなければいけません。

第8問
バンカーレーキに球が寄りかかっていたら?

正解はC. 罰なしでバンカーレーキを動かすことが出来る
バンカーレーキは動かせる障害物なので罰なしで取り除くことが出来ます。この際、動かせる障害物の取りの除きが直接の原因で球が動いても罰はありません。(リプレースしなければいけません)

第9問
ボールがOB杭の近くに有って邪魔で打ちにくい
どうすればいい?

正解はC. 杭を抜いたが元に戻してから打った
2019年のルール改定以前は、杭を抜いたり動かしたりした時点でペナルティが課されていましたが、現ルールでは打つ前に元に戻せば無罰となります。 OB杭以外の赤杭等は、ストロークの邪魔になる場合は抜いてもペナルティにはなりません。

第10問
アマチュア競技に参加中のプレーヤーが自分のボールを使い果たしてしまったので、同伴競技者から球を借りた。ペナルティーは?

正解はB. 球は借りても罰なし
球は人から借りても特に問題ありません。

第11問
間違って他のプレーヤーの球を打ってしまったら?

正解はC. 誤球の違反となる
自分の球ではない球を打ってしまうと誤球の違反により2罰打が課せられます。となりから飛んできた球を打っても誤球の違反になります。

第12問
ショートホールで9番アイアンで打ったボールが、勢いでディボットや目土の砂の中にくい込んだ。
正しい措置は?

正解はB. 救済は受けられない
ジェネラルエリアにくい込んでいても、以下の場合は救済を受けられません。
・ディボットや目土の砂に埋まった場合。
・誰かに踏まれてくい込んだ場合。
・打ったボールが空中に飛ぶことなくくい込んだ場合。
・ドロップしたボールがくい込んだ場合。

ゴルフ規則16.3に、「地面にくい込んでいる球」という項があります。 「プレーヤーの球がジェネラルエリアにくい込んでいる場合にだけ、救済が認められる」とあります。プレーヤーの球の勢いでくい込んだ場合は救済が認められます。

第13問
バンカーから何度打っても脱出できないプレーヤーがいました。
どうすれば良い?

正解はB. 2罰打でバンカーの後方にドロップ
バンカー内の球をプレーする前であれば、1罰打で最後にバンカーの外からプレーした場所からプレーすることは可能ですが、1回でもプレーしてしまった後はそれはできません。そのような場合にバンカーの外からプレーしたいのであれば、2019年より新たに加わった規則の「2罰打でバンカー後方にドロップ」する処置を適用することができます。

第14問
次の内、プレーの線上に一時的な水がある時に救済が受けられるのは?

正解はC. グリーン上からプレーする時
スタンスや球の位置はテンポラリーウォーターではない場合には、ホールへのプレー線上に水たまりがあったとしても救済を受けることができません。ちょうどその水たまりの上を転がしてアプローチしたいと思っても救済はできないので注意しましょう。ただし、グリーン上ではプレー線上の水たまりに対する救済が認められています。

第15問
ティーイングエリア、グリーン、バンカー、ペナルティエリアを除いたプレーのできる全ての箇所のことを何と呼ぶ?

正解はA. ジェネラルエリア
ティーイングエリア、グリーン、バンカー、ペナルティエリアを除いたプレーのできる場所は『ジェネラルエリア』と呼びます。フェアウエイもラフも林の中もジェネラルエリアの一部になります。

第16問
ペナルティエリアに球が入ったので最後に境界を横切った箇所(A点)とホールを結ぶ線のA点の後方延長線上からプレーすることにしました。この時の処置で正しいのは?

正解はC. ドロップする
赤杭のペナルティエリアにボールが入ってしまった場合は、3つの救済方法があります。一つ目は、最後にラインを横切った点よりも後ろの救済エリアにドロップする方法、二つ目は元の位置に戻って打ち直す方法です。三つ目は最後にラインを横切ったラインから2グリップ以内かつピンに近づかない場所にドロップしてプレーを続ける方法です。ペナルティエリアの救済方法は、赤杭の方が選択肢が多くなります。

第17問
木のすぐそばで打てそうにない。
アンプレヤブル時はニヤレストポイントから何クラブレングス以内にどうする?

正解はA. 1ペナルティーで2クラブレングス以内にドロップ
「アンプレヤブルします!」と同伴競技者に宣言ボールから、ホールに近づかない2クラブレングス以内にドロップして打ちます。この他に、ボールとホールを結んだ後方線上に下がってドロップという選択も可能です。

第18問
スプリンクラーの上に球がある場合は?

正解はC. 罰なしで救済を受けられる
スプリンクラーのように固定されている人工物は『動かせない障害物』として罰なしで救済を受けることが出来ます。

第19問
グリーン上でパターを構えて打とうとしたら、球に触ってしまい球が転がってホールに近づきました。罰と処置で正しいのは?

正解はB. 罰無しで元の場所にリプレースしてプレー
グリーン上に球がある場合、うっかり球を動かしてしまっても罰はなく、リプレースしてプレーしなければなりません。
そのままプレーした場合、誤所からのプレーとなり2罰打を受けます。

球やボールマーカーがパッティンググリーン上で動いたことに対して2つの特別な規則があります。
(1) 偶然に球を動かす原因となったことに対する罰はありません。
プレーヤー、相手、またはストロークプレーの別のプレーヤーがそのプレーヤーのパッティンググリーン上の球やボールマーカーを偶然に動かした場合、罰はありません。

  • 球を元の箇所にリプレースする(分からない場合は推定しなければならない)(規則14.2参照)。
  • 球が元あった箇所をマークするためにボールマーカーを置かなければならない。

例外-バックスイングやストロークをしている間に球が動き始め、そしてストロークを行った場合、その球はあるがままにプレーしなければならない(規則9.1b参照)。

第20問
パターで2度打ちしてしまった。
ペナルティーは?

正解はA. 無罰
新ルールの規則 10.1a「球を正しくストロークすること」には「プレーヤーのクラブが偶然に 2回以上 球に当たった場合、1回のストロークとなるだけで罰はありません。」 と記述されています。
例えばパットで ダフった結果 二度打ちになった場合 、偶然なら無罰ですが、意図的に二度打ちしたのであれば1打罰のペナルティーになります。